ナッシュ均衡の認識的条件:相互的信念システム

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updated: 19 Mar 2006

概要

本システムEPCN01 (epcn01.pl. Prolog, 10 Mar 2005) (source code) では戦略形(標準形)ゲームのナッシュ均衡に対する Aumann and Brandenburger(1995)の十分条件を、文献の2人ゲームの例題について モデリングした。

対象とする理論・モデルの特徴

ナッシュ均衡の主観的解釈を採用し、 相互信念システムを定義する ことによって、ゲーム、プレイヤーの情報(タイプ)、確率的信念、知識、 行為とその予測、合理性、およびそれらについての知識、知識の知識、 および相互知識を、統一的に語ることができるようになっている。

このシステムでできること

今回はRowenaとColinのゲーム例に限ってモデリングと実験を行った。 この例は合理性の相互知識が不成立だが、基本観察と定理Aを導くための 補題について、シミュレーションによって検証している。

プログラミング上の工夫・創意

プログラミングの新たな 工夫として、例えば、再帰的なナッシュ戦略の計算方法を採用した。